suzu@kick diary

とあるキックボクサーの九転び十一起きな物語が現在、進行中です。

春、真っ只中

昼時に近くの公園に散歩に出てみると、たくさんの花が咲きわたっていた。

街は新しい色と匂いに染まり、心地よい風が頬をなでていく。
光はやわらかで、身をほぐすような暖かさにつつまれた。
もうすっかり春だ。背中を丸めて歩いた厳しい冬から背中を大きくそらす季節になった。
上を向けば視界のどこかに必ず何かしらの花や新しく生まれた緑をみることができる。

咲く花は鮮やかな色をつけ、大きく大きく広げる葉の緑は濃くて深い。
日の光を反射して輝き、隅々まで生命力で溢れている。みんな気持ちよさそうだ。

あの寒くて痛い冬。雪をかぶって、凍りつく荒風を草木も容赦なく受けてきたのだ。今年の冬も寒さが沁みる季節であった。春の光を夢見て、身をぶるぶる震わせながらつぼみの中で、あるいは土の中で身を固めていただろう。

そう、暖かい春の光が届く日を心待ちにしていたのは、何も自分達人間だけではない。
むしろ、直接風雨や雪にさらされている植物の方が環境としては甚だ過酷極まるものなのだ。
僕達には守ってくれる衣服や温めてくれる道具があるのに、外に生きる植物は素っ裸同然だ。
本当にタフなものだ。もうダメかなと思っても、枯れかけたところから見事にまた生命力を再び獲得して、花を咲かせてくれたりもする。

待ってましたとばかりに暖かい日の光を浴びて、のどかに日向ぼっこしている最中だ。
邪魔はすまい。今日も一日晴れるようだ。光をさえぎる厚い雲は上空にひとつもない。だから何も心配することなく、思う存分に日光浴してくれ。

まっすぐに上へ上へと力強く伸びて、光と水と空気をたらふく味わって、己の養分にしてほしい。

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