suzu@kick diary

とあるキックボクサーの九転び十一起きな物語が現在、進行中です。

報告

今回の記事は、もうずっと前からここで言わなきゃいけないと思い続けていたことです。記事は出来上がっていたのですが、今日こそは今日こそはと毎日思いながらも、なかなか更新ボタンを押すことができず、今に至ってしまいました。 そして、これが本ブログ最…

大きな声の先生がいた教室

これまでに学校でたくさんの先生に教わってきた。年齢も様々、男の先生もいたし、女の先生もいた。だけど、どんな先生だったかなと思い出そうとしても、ほとんどの先生はもう忘れてしまった。 ただ、記憶に残っている一人の先生だけは別だ。 中学2年生の時…

焼肉ナイト

仲の良いメンバーで焼肉を食べに行ってきた。一人はミュージシャンとして、休日はライブ活動でギターをかっこよくかき鳴らし、もう一人は編集者として土日関係なく時間に追われて仕事をしている。 そのため、「今度呑みにいこうよ」とか「すごい店みつけた」…

5本だけの幸せ

近所に美味しい焼き鳥屋がある。そのお店はぱくぱくとたくさん食べることができるような金額ではない。その為、本当にその時食べたいものを熟考して、5本だけ注文すると決めて行くようにしている。 僕はカウンターに座ることが苦手なのだけど、ここのお店は…

強さについて、あるいは弱さについて

僕は何故、強くなりたいと思っていたのだろうか。それは強い人に憧れていたというよりも、むしろ弱い自分が嫌いだったからだ。 小さい頃から、僕は華奢で非力でケンカも弱かった。その上、気も強くなく、自分からも色んなことからも逃げていた。そんな自分だ…

海の近くの映画館

逗子の海の近くに小さな映画館がある。名前はCINEMA AMIGO(シネマアミーゴ)。 映画館と聞くと大きい建物に大きなスクリーンが設置されて、ゆったりした椅子が何列にもわたって整然と並んでいる、そんな絵が浮かんでくるけど、そこの映画館は違う。 海岸近…

圧倒的で逞しく、そして美しい

ここ数ヶ月、東京と静岡の間を新幹線や高速バスで行き来する機会が増えた。 乗車してしばらくすると、静岡に向かうときは車内の右側の窓に、東京に戻るときは左側の窓に富士山がその姿をあらわす。富士山は僕が見ている距離が隔たった遠いところからでも、い…

世界によって変えられない自分

さらさらと。生命(いのち)は、両手ですくった砂がすき間からこぼれ落ちるように進んでいく。 砂の落ちる量、スピードは知る由もない。たしかなことは、砂は落ち続けること。止まったり、途中で増えたりすることは絶対にないこと。そもそも手のひらにのった…

あいつはいつも僕の前を走っている

普段、あいつという人の呼び方は嫌いなので、誰かを呼ぶ時にあいつという人称形式は絶対に使わない。 でも、例外があって、あいつに関してだけは別だ。言葉を探そうとしても、あいつにはあいつ以外の他の適当な呼び方が見つからないのだ。あいつとの付き合い…

『GOGOモンスター』松本大洋

◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇-◇ 小学4年生のユキとまことが、春から次の春を迎えるまでの一年間がこの本の中で描かれている。子どもの心を思いださせるような、あるいは取り戻せるような不思議な物語。 ユキは大人には見ることができないあっち側の世界を見ることがで…

夏のゲリラ戦と夏の薬膳

夏といえば、蚊との終わりなき戦いを僕に想起させる。 今の住居のひとつ前に住んでいた古いアパートはとにかく大変であった。周りが鬱蒼とした茂みの奥まったところに建っていたせいか、蚊の出撃率は高く、窓を開けようものならどんどん僕の部屋へ侵攻してき…

ニューヨーク 2010年の足跡

人種のるつぼ。 多種多様な人々が集まっていることからアメリカはそう呼ばれている。さまざまな移民や先住民の思想が分裂・発展・統合を繰り返しながら出来た社会。僕が2010年の秋から冬にかけて滞在したニューヨークではそれが顕著に立ち現れていた。 街で…

打つ言葉

最近、人から本から映画からなど、あ、いいなその言葉がいくつかあった。 (詩人 茨木のり子 「自分の感受性ぐらい」)自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ →思わず背筋をピンと伸ばして、はいと言ってしまいそうだ。手元に置いておきたい一冊。自分に…

溜まるフィルム

身の回りの小さい生活圏の写真をずっと撮っている。撮るときに使うのは、今でも旧式のフィルムカメラ。(ブログに使ってるものはデジカメかiPhoneで撮ります) 時代はすでにデジタル隆盛のため、フィルムの種類や販売店はもはや減少の一途。それもかなりの速…

2代目の土鍋

少し前の記事で2代目となるペンケースをあげたが、ペンケースだけでなく、ご飯炊き用の土鍋もつい最近2代目に代替わりした。初代はふたを割ってしまって、ご飯を炊くことができなくなったので、普通の鍋として現在は使っている。 2代目も今までと同じもの…

ひとはみな、あまねく照らされている

日が暮れる前、傾きはじめた日の光は柔らかくて暖かい。 公園のベンチに座り背をあずけて、しばらくの間、目をとじる。柔らかい光に包まれて、疲弊した身体がほぐされていく。日中はあんなにもつよい日差しだったが、今は違う。心地よい気温と身体を吹き抜け…

笑いもある顔

笑った顔をみるのは好きだ。笑ってくれたらこちらも嬉しくなるし、気持ちよくなる。 人間の程度や能力にはきっと良い悪い、高い低いがあるのだろうけど、思いっきりの笑顔はどんな人でも素晴らしいと思うし、そこに優劣なんかはない。受け取る側に絶対的な安…

2代目 革のペンケース

長いこと愛用している革のペンケース。 たくさんの荷物が入ったバッグの中に入れて毎日持ち歩いている。練習着や仕事で使う重いPCに押しつぶされたりと苦情を言われそうな環境下だ。 それでも壊れたりすることなく、使い始めてからもう4年以上が経過してい…

浅井健一さん(ベンジー)の個展『宇宙の匂い』 @新宿

新宿のビームスギャラリーで僕が大好きな浅井健一さん(ベンジーの愛称で呼ばれています)の個展が現在開催中です。 《浅井健一さんは、BLANKEY JET CITY (ブランキージェットシティ)というバンドのボーカルとギターを担当していました。現在は解散して、ソ…

春、真っ只中

昼時に近くの公園に散歩に出てみると、たくさんの花が咲きわたっていた。 街は新しい色と匂いに染まり、心地よい風が頬をなでていく。光はやわらかで、身をほぐすような暖かさにつつまれた。もうすっかり春だ。背中を丸めて歩いた厳しい冬から背中を大きくそ…

たくさん歩いて歩いて

次どこを歩きたいともしも希望を聞かれたら、ロマンチストではまったくないのだけど、夜空にさんぜんと輝く星空を見に行き、そしてその下を歩きたい。 数年前、アルプスの山に登りに行ったとき、車内で仮眠を取ってから出発しようかという段取りになって車で…

大きな木

大きな木をみるとつい触ってみたくなる。手のひらを太い幹にあてて静かに目を閉じる。そうするとなんだかパワーをもらえたような気がしてくるのだ。 長い年月のなかで風雨にさらされて木肌はひび割れ、傷をつくっても、それでもなお太い根は捕食するかのよう…

勝負はかくも残酷で無常で冷徹で慰めもなく

先週は大きなキックボクシングの興行が2つあり、所属選手が試合に出場するため、1つは観客として、もう1つはセコンドとしてリングのそばにいた。 キックボクシングの試合は3分×3Rである。時間にして9分。そのたった9分の試合で世界は一変する。勝者…

笑日

先日、とある街の劇場ホールで開催されたお笑いグランプリを観に出かけた。そのグランプリは今回4年ぶりの久々の開催となり、昔から付き合いのある友達が出場することになっていた。 以前までその友達はお笑い芸人になるべく、東京で活動していた。事務所に…

クロストレーニング 勉強や仕事にも

競技の上達の原則として、基本を繰り返し行うことがあげられます。 繰り返し行うことで技が速やかに出せたり身体の連動性が高まり、ぎこちない動きに滑らかさが出るようになってきます。 あんなにうまく動けなかったのに気づいたら楽に動かせるようになって…

▲おにぎりと尾崎豊♪

練習を終えてごはんの買い物をして帰ろうと思ったのだけど、家で使っているご飯炊き用の土鍋のふたを割ってしまって、あ、そういえばご飯家で炊けないんだったと気づいた。 どうしても、その日の夜ご飯はお米を食べたい気分だったので、駅の近くにあるおにぎ…

冬の記憶

中学2年生から7年間、新聞配達のアルバイトをしていた。 毎日4時30分に起きて自転車をこいで販売所に向かい、新聞を受け取って、自転車のカゴに積み込み、各家々のポストに投函していく。 春夏秋冬、猛烈な台風が来ようと、視界を奪うほどの荒れた吹雪であろ…

小さなコーヒー屋

これまで日本のさまざまな地をバイクや高速バス、電車、時には飛行機で訪れた。ここ数年はまとまった休みがないので旅はできないが、また訪ねたいと思う街の一つに金沢をあげたい。 金沢には伝統工芸品とか和菓子とかお寿司など、日本の伝統美に触れることの…

落花生の記憶

スーパーでレジを待っているときに落花生を見つけた。落花生はC山さんの大好物だったなと、ふと思い出した。 僕とC山さんの関係はもう15年近くになるだろうか。僕は初めて東京に生活の場を移すとき、都内某所にある共同住居に入居した。 そこはものすごく…

究極の触り心地

タオルの使用枚数が多いというのもあって、タオルは質よりも量というスタンスであった。多いときはジムで2枚、家で2枚となり、それが毎日だとかなりの枚数になってしまうからだ。タオルに何かを求めるほどのこだわりもなかったので、とにかく安いものを適…